慣れない国での生活は緊張とわくわくがいっぱい。刺激が多い分、すれ違い、誤解や油断、不注意などから生ずるトラブルも発生する可能性もあります。そこで、今回は普段の生活のちょっとしたあれこれにまつわる、注意しておくべきポイントや防犯の心構えについて書いていこうと思います。
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サマータイム
イギリスではサマータイムが導入されています。これは3月の最終日曜日の午前1時から、10月の最終日曜日の午前1時まで、時計が一時間早まるというもの。
ニュースなどでも報道されますが、1年に2回時計の針を1時間なおすのを忘れないようにしましょう。
タクシー
ロンドンで有名な黒塗りのタクシー、ブラックキャブ。これは非常に難しい試験に受かったドライバーだけが運転できるもので非常に安全です。またイギリスにはミニキャブと呼ばれる、黒塗りのタクシーではないが合法の比較的安いタクシーも走っています。しかし、上記のどちらにも当てはまらない、違法で運営しているタクシーもあり、そちらはかなり危険です。安全なタクシーには左のステッカーが貼ってありますので、タクシーに乗る際に確認しましょう。
薬
イギリスで売っている薬は日本のものに比べるとかなり強く、物によっては数倍の強さのものもあります。慣れるまでは記載されている量の半分を目安に服用するといいでしょう。また、子供用を服用するのも手です。
マイペースさ
もちろん全員ではありませんが、大半のイギリス人の性格は良く言えばマイペース、悪く言えば大雑把です。例えば待ち合わせなどでいつまでたっても相手が現れない、ということもよくありますが、焦らず気長に待ちましょう。
公共機関
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- イギリスの公共機関はとにかく遅れます。バスや地下鉄、電車など、時間通りに来ないのはざら。余裕をもって行動しましょう。また、遅れるだけでなくよく止まります。週末は特に地下鉄の工事作業で閉鎖される駅がいくつもあるので事前に確認しましょう。
また、ロンドンの地下鉄は夜間でも比較的安全ですので夜間に乗る場合でもそれほど心配はしなくても大丈夫です。
犯罪・詐欺
ニセ警察
道端で身分証明書(パスポート)やクレジットカードを見せろと言ってくるニセの警察による犯罪が多くなってきています。グループによる犯罪も多く、まわりの人がみんな見せていて自分も見せなければいけないと思わせる手段もありますが、イギリスでは身分証明書を持ち歩く義務はありません。無視して通り過ぎましょう。
置き引き、スリ
混雑した観光地などに多い犯罪。公共の場では特に自分の手荷物に注意しましょう。また、レストランなどでテーブルの上に携帯電話をぽんと置いておく日本人をよく見かけますが、スマートフォンなどはとくに狙われやすいので気をつけましょう。
花売り
こちらも観光地にとくに多いです。ジプシーのような高齢の女性が無理やりポケットや鞄のすき間に造花を入れてきてその代金を要求してきます。お財布を出した途端にお財布ごと盗られる可能性が高いので、なるべく無視するか近づかないようにしましょう。
クレジットカード
イギリスではICチップのついたクレジットカードはサインでなくPINナンバーという4桁の暗証番号を機械に打ち込み、使用します。これを打ち込む際に、他人に暗証番号を知られないよう手でカバーするのを忘れずに。
住居のトラブル
留学生にとくに多いのが、退去時のデポジット返金のトラブル。イギリスの大家はDeposit Scheme Certificate (デポジットスキームサティフィケート) というものを保持することが法律で定められています。これを持っていればデポジットをだまし取られることはありませんので、契約する前に確認しましょう。 また、デポジットだけでなく、家賃も現金で支払う場合は必ずレシートやサイン等をもらうようにしましょう。
まとめ
ちょっととりとめのないポイントが集まっていますが、頭の隅に入れておくに越したことはないことばかりです!イギリス滞在中の皆様も油断せずに気を付けてくださいね!