イギリスの住居について
イギリスの住居について
- イギリス・ロンドンに住む上でまず初めにしなくてはならないことといえば住居探し。
値段は立地や設備によってピンからキリまでです。学校の寮やホームステイも宿泊先の選択肢になりますが、長期の場合は他の人と部屋をシェアする形でロンドンに住むのが一般的になっています。
イギリス留学する上で、滞在方法は大きく分けて、ホームステイ、学生寮、フラット、ホテルの4つです。留学の期間や希望の生活環境によってどのような滞在方法をするかが決まってきます。住居は生活の基本となる場所です。自分に要望に合った住居を探しましょう。
ホームステイ
- イギリスの一般家庭に滞在します。ホストファミリーと一緒に生活することで、イギリス文化や習慣を体験できることが最大のメリットです。家族とのコミュニケーションを通じて、生きた英語に触れられることも魅力です。また、人によっては新しい住居が見つかるまでホームステイを利用する方も少なくはありません。
ホームステイではそれぞれの家庭のルールがあります。到着した初日に守らなくてはならないルール(例 使う水の量や門限や家事の手伝いなど)を聞きましょう。
また、英語を集中的に学びたい人の場合は、英語の先生宅にホームステイというプログラムもあります。しかし、通常のホームステイより割高となります。
多国籍の街ロンドンではホームステイファミリーも多国籍に渡っております。食事付き、子供の有無、ペットの有無などある程度要望を出すことが出来ます。
※出発直前の申し込みの場合は、空いているホームステイファミリーの状況全てのご希望に添えない場合もあります。
ホームステイのメリット
- 家に帰っても英語が使える
- 朝食や夕食を作ってもらえる
- ホストファミリーは審査をした家なので安心して滞在できる
ホームステイのデメリット
- 比較的値段が高め
- まれに家族と生活習慣や食事など合わない場合がある(しかし、その場合はホストファミリー変更可能)
学生寮
- 語学留学の場合は、数少ないですが学校が独自で寮(Residence)をもっているところがあります。多国籍の学生とフラットシェアをしながら生活ができます。
また、学生寮には食事が朝夕つくものと、自炊のものがあります。机、ベッドなどは備えられている所がほとんどです。
小・中・高校、大学や大学院留学の場合ほとんどの学校が寮を所有しています。小・中・高校の場合は、寮母が共に生活を行い、日常のお世話をしてくれます。ほとんどの生徒がドミトリーでの寮生活となりますが、大学生や大学院生の場合は、シングル又はシングル・エン・スーツの部屋を用意しているところが多いです。
・ シングル:寝室一人部屋、トイレ・シャワー、キッチン共用
・ ツイン:寝室二人部屋、トイレ・シャワ-、キッチン共用
・ ドミトリ―:何名かで寝室、トイレ・シャワー、キッチン共用
・ シングル・エン・スーツ (en suite):寝室一人寝室、トイレ・シャワー付き、キッチンのみ共用
寮のメリット
- 比較的学校の近くに住める
- セキュリティーが比較的整ってる
- 同じフラットで学校以外でも友達が出来る
- ほとんどの寮が光熱費込み
- ツインやドミトリーは家賃がリーズナブル
寮のデメリット
- 割り当てられた部屋に入るので、自分で部屋を選べない
- 清潔な人、不清潔な人と様々で、必ずしも自分と生活習慣があうフラットメイトとは限らない
- シングル・エン・スーツでない限りトイレ、シャワー共用、そしてほとんどの寮ではキッチンも共用なので、神経質な方には向かない傾向がある
シェア
ロンドンで多国籍の方とフラットシェアを経験してみたい!という方は、生活情報サイトの掲示板MixB(日本人向けサイト)やSpareRoom(現地情報サイト)などから住む場所を探すこともできます。ロンドンには至る所に不動産屋もありますので、自分に合った物件を見つけることができるでしょう。
ちなみに掲示板や不動産屋で見る“£500pcm ”。Pcm はPer Calendar Monthを意味しており、毎月の家賃です。pw(per week)の場合は毎週の宿泊費となります。
シェアにもいくつかの形があり、House Share, Flat Share, Room Shareなどがあります。
・ House Share は一軒家 (Shared House) に共同で住み、バス・トイレ、キッチン、リビングなどを共有する形となります。大家さん(Landlord)によって家の中でのルールが異なるので、入居前にしっかりと確認する必要があります。部屋の大きさによって家賃が異なったり、大家さんがが一緒に住む場合もあれば、別の場所に住んでいる場合もあります。家具なし(unfurnitured)の場合もあるので注意しましょう。
・ Flat Share はマンション又はアパートを複数人でシェアする形です。フラットの持ち主が家賃を浮かせる為に余った部屋を貸し出している事が多いです。基本的にワンフロアに何部屋かがありバス・トイレ、キッチンを共有する形になります。シェアハウスより人数が少ない分少々家賃が高い可能性もあるので、確認してから入居しましょう。
・ Room Share は1部屋をシェアする形です。家賃は非常に安く済みますが、プライベートの場所がないため、相手の性格や生活習慣を十分に理解してからシェアすることをお勧めします。
シェアのメリット
- 立地、設備、家賃などを自由に選ぶことができる
- 入居前に下見ができる
- 国籍をある程度選べる
- 滞在費を抑えられる
- カップルや親しい友人などとであれば非常に住みやすい
シェアのデメリット
- 部屋以外はシェアのため個人のプライバシー確保が難しい(ハウスメイト同士の信頼が必要)
- 光熱費込みでない場合、自分たちで支払いをしなくてはならない
- セキュリ-ティー管理を自分たちでする必要がある
- 不動産屋によってはイギリス国内に保証人がいないと契約不可の可能性もある
シェアハウス家賃が高くなく、また自分で全て選ぶことができるという大きな利点がありますが、そのすべて個人の責任になるので注意が必要です。
ロンドン留学センターでは必ず自分で部屋を見ることなしでシェアのお部屋を決めるのは非常にリスクがあると考えています。
最初はエージェントや語学学校の管理下に置かれている寮やホームステイを利用して、その後自分の目で確認した上でシェアハウスに入居することを強くお勧めしております。
1人暮らし(フラット・Studioなど)
フラット(アパート)では一人で暮らすことも可能です。一人で住む場合、プライバシーを保てますし、自分のペースで生活できるのが魅力です。しかし、イギリス、特にロンドンは家賃が非常に高いです。部屋を借りる際には、何が値段に含まれているのか、デポジットの返金方法などをきちんと聞いておきましょう。家賃の支払い方も、毎週払う方法と毎月払う方法があります。
必ずトラブルにならないように入居前に確認するようにしましょう。
Studio とは、寝室にキッチン、トイレ、シャワーがついており、日本のワンルームに相当します。こちらもフラット同様、全て個人の責任となりますので大家さんや不動産屋に予め支払い方法などの必要事項を確認しておきましょう。