イギリスの祝日、イベントについて
Column
こんにちは!ロンドン留学センターです。
今回はイギリスの年間を通した祝日やイベントのご紹介をしていきたいと思います!!
イギリスの祝日は一般的にBank Holidayと呼ばれています。その名の通り、1871年頃にとある銀行員がそれまで一切休みのなかったBank(銀行)に休日を設けたことが発端だそうです。銀行がお休みになると企業もお店も営業ができなくなるということで、全国的に広まり国民の祝日となったようです。
日本の祝日は16日(2020年)、更に振り替え休日も含めると18日とかなり多くありますが、イギリスの祝日(Bank Holiday)は年間たった8日だけで日本の半分ほどです…
その代わりにイギリスは有休制度がしっかりとしているので取り残しのないようにみなさんしっかりとお休みを取って個々に休日を満喫しています!
他にも祝日ではないですがイギリスならではのイベントもたくさんあるので季節ごとに楽しむことができます。
(年によって日は前後するものもあります。記載日は2020年のものです)
1月~3月
● New Year’s Day 1月1日 ※BankHoliday1年の始まりはニューイヤーパーティーから!
1月1日の正午ごろからロンドン中心部(Piccadilly Circus, Regent street, Trafalgar square, Westminster)をチアリーディングやマーチングバンドなどのパフォーマンサーが賑やかにパレードを行います。この催しは3時間ほどでテレビ中継もされているので家でゆっくりと楽しむことも可能です☆
もちろん実際にパレードへも無料で参加できます。(一部有料の席有)当日の公共交通機関は数が少なくなるので注意が必要です。
● Chinese New Year 1月25日
中国の旧正月(春節)を祝うお祭りです。アジア圏外で最大といわれるロンドンのチャイニーズニューイヤーはチャイナタウンがあるLeicester Squareを中心に街中が赤色に染まり、ドラゴンの人形が踊ったりチャイナ服に身をまとった人々がパレードを行います。
チャイニーズニューイヤー付近になるとアジアンショップやレストランでも旧正月を祝う人々や装飾で盛り上がります。
● Valentine’s Day 2月14日
日本でもお馴染みのバレンタインデーです。こちらでは日本の風習とは異なり、男性側から女性側へ気持ちを伝える日となっており、プレゼントもチョコレートだけでなく花束やカード、シャンパンを送られる人もいらっしゃいます。当日は町中でチョコレートショップに並ぶ男性の姿や、花束を持った素敵な男性の姿をたくさん見かけます♡もちろん女性から男性へ気持ちを伝える方もたくさんいます!
※ホワイトデーは日本特有の日になるのでお返しをする日はありません!
● Pancake Day 2月25日
その昔キリスト教信者の方はイースター前に40日間の断食を行っていました。断食前に冷蔵庫の中のものを消費しようと卵や牛乳を使ってパンケーキを作ったのが始まりといわれています。
現在は断食をする人はいませんがパンケーキを食べる風習だけが残っています。こちらのパンケーキはクレープのような薄い生地でできており、砂糖とレモンをかけて巻いて食べるのが英国風です。
熱々のフライパンに入ったパンケーキを、エプロン姿で運ぶ(途中で数回ひっくり返さなくてはならないので注意!)レースも各地で行われます。
● St Patrick’s Day 3月17日
アイルランドにキリスト教を広めた聖人パトリックの命日です。
各地のパブを中心に街中が緑色に染まります。こちらもトラファルガー広場周辺でイベントを開催し、緑色の帽子を被った人や聖人パトリックの格好をした人が集います。
● Mothering Sunday 3月22日
英国の母の日です!皆さんお母さんに感謝の言葉を伝えましょう(^^)
● Daylight Saving Time starts 3月29日
イギリスでは3月末から10月末の間サマータイム(夏時間)を導入し、夏の日照時間の長い間は昼間を満喫しようという目的です。夜中の1:00 amになると1時間進み2:00amに自動的に切り替わります。という事は、睡眠時間が1時間少なくなるので注意です!!
最近の携帯やパソコンは自動的に変更されますが、目覚まし時計や壁に掛かっている時計は手動になりますので寝る前に必ず確認をしてくださいね。
4月~6月
● Good Friday 4月10日● Easter Sunday 4月12日
● Easter Monday 4月13日
イースター前の金曜日はGood Friday、復活祭(イースター)翌日の月曜日はEaster Monday と称されどちらも祝日になり、この期間は日本のゴールデンウィークのような連休になります。
エッグハントなど、子供達には楽しいイベントが盛りだくさんです。
● Early May bank holiday 5月8日
● Spring bank holiday 5月25日
● Queen’s Birthday 6月13日
エリザベス女王の本来のお誕生日は4月21日ですが、この時期のイギリスは天気が悪くまだ寒いのでイギリスが最も美しいとされる6月にパレードを行うようになったようです。
当日は女王も、ロイヤルファミリーもお目に掛かれるチャンスがあるかも?!
7月~9月
● The BBC Proms 7月~9月毎年夏に開催される世界最大のクラシック音楽イベントで、8週間に及びロイヤル・アルバート・ホールを中心に行われます。
毎日様々なプログラムがあり、人気のプログラムは販売開始後すぐに売り切れてしまうほどの人気です。
特に最終日の“Last Night of the Proms ”は、チケット購入条件として5日以上の他のプログラムを鑑賞することとなっていますがそれでも満席となってしまうほどの人気ぶりです。
● Notting hill carnival 8月30日、31日
これまでご紹介したイベントとは一味違った、イギリスにいながら南米の雰囲気を味わうことのできる欧州最大のストリートイベントです。
世界中から毎年100万人以上の人が押し寄せ、伝統的な衣装を身にまとった人達と音楽やダンスを楽しんだり昼間から盛り上がりを楽しむことができます。※人混みに紛れてスリも多発していますので貴重品には十分に注意が必要です。
● Summer bank holiday 8月31日
10月~12月
● Halloween 10月31日この時期になると街の装飾や売り場もハロウィン一色になります。子供達は近所の子供と一緒に『trick or treat!』(お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ!)と言って各家を周りお菓子をもらいます。場所によっては見事なデコレーションを施しているお家もあるのでそちらも楽しめます。イギリスは多民族国家の国でハロウィンを祝わないご家庭もあります。そういった家の前はハロウィンの装飾をしていないのでお気を付けください。
● Bornfire night 11月5日
ガイフォークスナイトとも呼ばれるこの日は、ガイフォークスと呼ばれる人物が1605年11月5日の議会開会日に、国王ジェームズ1世の暗殺と国会議事堂爆破の両計画を立てたことで逮捕され、絞首刑になったとされており、国家の平和を願って花火が上がるようになりました。
寒空の下でmulled wineを飲みながら見る花火は格別です。
● Christmas Day 12月25日
11月を過ぎるとあちこちでクリスマスグッズを売り出したり、イルミネーションで街がとても華やかになります!私はこの時期のロンドンが一番好きです。ヨーロッパならではのクリスマスマーケットを回ったり、クリスマスの定番料理を食べたりと楽しみ方も盛りだくさん。道行く人もとても陽気に『Merry Christmas!!』なんて声をかけてくれたりします。
クリスマス当日は公共交通機関は運休しており、タクシーもクリスマス料金で値上がりをしています。店員さんも家族でクリスマスを過ごすため、お店もほとんどの店が閉まってますのでお出かけの際は注意が必要です!
● Boxing Day 12月28日
ボクシングと言ってもスポーツのボクシングではありません、クリスマスにもらったプレゼントのBoxをみんなでワイワイ開ける日です!当日は本数が限られますが公共交通機関も動き始めます。
又、各ショップでは冬の大バーゲンセールもこの日に始まり、皆好きなショップをめがけて街に繰り出したくさんのショップバッグを持った人達を目にします。80%Discountなんてのもざらにあるので普段はちょっとお高めのブランドも、セールに参加して手に入れてみてはいかがでしょう☆
● New Year eve 12月31日
世界中からも注目されているのがテムズ川に打ちあがる大迫力の花火大会です!2014年から混雑を避けるために観戦希望の方はチケット制になっており、チケット発売後はすぐに売り切れてしまうほどです。
“Blue”,“Red”,“White”,“Green”,“Pink”とゾーンが分かれており、ゾーンによって見え方は様々です。一番きれいに見えるBlueゾーンは競争率もかなり高めですが、真ん前から見える花火は一度は見てみる価値があります。
帰りの電車は夜通し無料で運行していますが、花火観戦の人々で会場付近の駅はごった返していますので事前に計画を立てて行かれることをお勧めします。
◇まとめ
以上、イギリスのBank Holiday、各種イベントについて、ロンドン留学センターのスタッフがお伝えしました!今回掲載のイベント以外にも年間を通して各地で様々な催しが繰り広げられます。BankHolidayは日本と違い、公共交通機関が動いてなかったり、お店も営業時間を短縮してますので事前のご確認が必要です。
今年はCOVID-19の影響もあり、開催中止になってしまったイベントも少なくありませんがせっかくのイギリス生活、少しでも参考にしてブリティッシュライフをEnjoyしていただけたら幸いです☆★