イギリスの正式名称って??
Column
英国・UK・ブリテンなどたくさんの読み方がある「イギリス」ですが正式名称はご存知ですか?
今回は少し歴史を交えて「イギリス」の領土のお話しをしたいと思います!
「イギリス」ってなに??
日本で馴染みでのある呼び方、「イギリス」はポルトガル語が由来だと言われており、ポルトガル語で「Inglez(イングレス)」はイングランドのことを指します。
日本では、江戸時代に「イギリス」という言葉が生まれたと言われており、明治・大正時代いは当て字で「英吉利」が作られ、その後現在も使われている「英国」ができたと言われています。
UKのことをイギリスと呼んでいるのは日本だけなので、世界では通じないので気をつけてくださいね!
「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」
「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」
“United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland”
が正式名称です。ご存知でしたか?イギリスの正式名称はとても長いんです!
4つの国の連合王国
「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」(“United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland”)は4つの国から成立する連合国国家なのです。
イングランド(England)
ウェールズ(Wales)
スコットランド(Scotland)
北アイルランド(Northern Iceland)
各構成国には、それぞれ首都があり、有名なロンドンはイギリスの首都ではなく、実はイングランドの首都なのです。
イングランド:London(ロンドン)
ウェールズ:Cardiff(カーディフ)
スコットランド:Edinburgh(エディンバラ)
北アイルランド:Belfast(ベルファスト)
自治権はそれぞれの国にありますが、公用語として英語が使用されています。
(ウェールズではウェールズ語も公用語として使われています)
歴史を見てみよう
1536年 – ウェールズ併合令(The Act of Union)の発令により、ウェールズがイングランドの支配下に置かれる。1707年 – グレートブリテン王国 の誕生
イングランド王国とスコットランド王国が合併する。
1801年 – グレートブリテン及びアイルランド連合王国 の誕生
アイルランドが合同法によりグレートブリテン王国と合同になる。
1927年 – グレートブリテン及び北アイルランド連合王国 の誕生
アイルランド独立戦争により「Republic of Ireland(アイルランド共和国)」が独立し、北アイルランドが連合
王国にとどまったため、現在のグレートブリテン及び北アイルランド連合王国が成立。
民族的には
イングランド:アングロ・サクソン人
ウェールズ:ケルト人
スコットランド:スコットランド人
北アイルランド:アイルランド人
と、他国族国家です。
まとめ
いかがでしたか?正式名称がとても長いですが、次回からはイギリスではなく「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」
“United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland”
と呼んでみて下さい^^