イギリスと日本のファッション文化の違いは？ 留学前に知りたい人気ブランドも紹介！
Column

1.日本とイギリスのファッションの違い

あなたのイメージするイギリスのファッションはどのようなものでしょうか。ヴィヴィアン・ウエストウッドのようなパンクファッションですか？ それともバーバリーのブラウンとチェックの柄を連想？ はたまた、伝統楽器を演奏していそうな、スカートをはいている男性の姿でしょうか。

今述べた服装をしている人たちは、どれも実際にロンドンの街中で見かけることができます！　服装はみなバラバラですが、「自分の好きなファッションを楽しんでいるという共通点があります。個性的な服装に限らず、年齢や体形に捉われることなく着たいものを着ている人が多いのです。ショッピング街では大きな袋を持って買い物を楽しんでいる人でいっぱいで、みんなロンドンのファッションを楽しんでいます。

次は、ロンドンで大人気のショップをご紹介しましょう！

2.ファストファッション

激安！イギリスに来たらぜひ立ち寄ってみては？PRIMARK（プライマーク）

このお店の始まりはお隣の国アイルランド。現在の拠点はイギリスに移され、ヨーロッパ各国に広まっています！なんといっても安い！ 安い！ トップスやパンツはもちろん、コートや水着、生活雑貨まで激安でそろうお店です。店内にはソファも設けられており、長時間のお買い物も苦に感じないのではないでしょうか。ユニオンジャック柄の小物や、ハリーポッター、ピーターラビット、ディズニーとコラボしているものもたくさんあるので、帰国の際にお土産として購入するのもオススメです！

テイラー・スウィフトやローラも愛用ファストファッションTOP SHOP（トップショップ）

数年前に惜しまれつつ日本から撤退してしまったTOP SHOP。ファストファッションであるにも関わらず、セレブや有名人も着用しているほどのセンスの良さを見せる、モードファッション系のお店です。同じ系列でTOP MANという男性向けブランドも立ち上げれており、店内は女性のみならず男性もたくさん見かけます。特にオックスフォードストリート店では、フロアにDJが居たり、店内にドリンクカフェやカップケーキショップが併設されており、ショッピングの時間がより楽しくなるよう工夫されています。

日本人好みの「かわいい」ファッション Miss Selfridge（ミス セルフリッジ）

外国だとセクシー系の洋服が多いような感覚を抱きますが、TOP SHOP系列のこちらのお店は、フェミニンなトップスやアクセサリーが多くみられるお店です。サイズ展開もpetitと称された小柄な人向けのコーナーがあるのでぴったりのサイズを見つけられると思います！

イギリス公認ファッションブランド?! Marks&Spencer（マークス&スペンサー）

こちらは、衣類のみならず食料品店としてもイギリスで定番のショップです。スーパーマーケットの中では、中流階級といわれているMarks&Spencer。その衣類部門ということですから、質やデザインもほかのファストファッションからは一線を画しているといえます。そのため、オリンピックイギリス代表選手のユニフォームに使われたこともあるとか！

そのほかのイギリス・外国発の人気ファストファッション

カジュアルスタイルのNew Look（ニュールック）やDorothy Perkins（ドロシーパーキンス）、スペイン発のZARA（ザラ）やStradivarius（ストラディバリウス）、日本のユニクロもショッピング街に大きく店舗を構えています。

アクセサリーも安くてかわいいアイテムがたくさん！Accessorize（アクセサライズ）には身に着けるアクセサリーはもちろん、ハンドバックや小物など雑貨もそろっています。

3.イギリスの気候が生んだ、ワンランク上のイギリスブランド

天気に恵まれない国、というイメージが持たれているイギリス・ロンドン。でも意外なことに年間降水量としては東京の方が多く、年間降水日数も東京と大差ないのです！ 強い雨が少なく、一日中雨という日もあまりないことが理由として考えられます。イギリスの雨は、静かに断続的に降るのが特徴なのです。そんな安定しづらい気候から生まれ、人気を博したブランドをご紹介します！

ファッション性と機能性を兼ね合わせた王道！Burberry（バーバリー）

バーバリーのトレンチコートは憧れのアイテムの一つですよね。通気性と耐水性を兼ね備えている生地で仕立てられたコートが、レインコートとして製品化され、のちにトレンチコートと呼ばれるようになりました。いまでは、日本でももちろん、世界中で人気のブランドとなり、衣類に限らずバックやストールなどの小物のラインナップも充実しています。ロンドンを訪れたからには、本店に足を踏み入れてみてはいかがですか？

HUNTER（ハンター）のブーツで雨の日でも足元からオシャレに、快適に

イギリス北部のスコットランドで生まれたハンターは、ゴム製のブーツで知られています。ケイト・モスやアンジェリーナ・ジョリーも愛用しているレインブーツはカラーラインナップが豊富で、憂鬱になりがちな雨の日も明るい気持ちにさせてくれます。オシャレなだけでなく、丈夫で高品質で世界大戦でも用いられていたというほど！さまざまなデザイン展開もされており、男女問わず人気のブランドです。

スコットランドが生んだHARRIS TWEED（ハリスツイード）

イギリスで郊外に向かう鉄道に乗ると車窓から必ずといっていいほど羊を見かけます。その羊毛を使った生地で有名なのがハリスツイードです。寒さの厳しいハリス島で育った強い羊毛をハリス島で手織りされたものだけがハリスツイードの品として認められているそうです。
冷たい雨の降る冬に最適な、保温性と撥水性を持ち合わせています。そして何より、固い素材の肌触りが特徴的で、耐久性が強いことが持ち味です。ジャケットはメンテナンスを行えば20年以上着続けることも可能だとか！上品なデザインなので、英国紳士気分を味わえること間違いなし！色合いによってはカジュアルさを演出することもできちゃいます。

実用性に富んだBarbour（バブアー）のオイルドクロスジャケット

漁業従事者のために作られたのが始まりのこちらのブランド。その名の通りジャケットにオイルが塗られることにより強い耐水性を誇ります。現代では釣りやツーリングなどのアウトドアで活躍するブランドです。カジュアルの部類に入りますが、さすがは英国王室御用達ブランド、フォーマルな恰好にも合わせても決まるジャケットがそろっています。

王室ブランドの中でもこちらのブランドは、フィリップ殿下、エリザベス女王、チャールズ皇太子３人から認められ、それぞれを象徴するロイヤル・ワラント（英国王室の紋章）がタグに刺しゅうされているのです。素敵な紋章がついているお洋服を着ていると、自然と普段の行動に品が出てくるかも?!

まだまだたくさんある、イギリスならではのブランド

映画Kingsmanの舞台にもなっている高級紳士服店が立ち並ぶSavile Row（サヴィルロウ）というエリアには靴を専門に取り扱うブランドChurch’s（チャーチーズ）や、カジュアルにもビジネスにも適した靴専門店Clarks（クラークス）といった100年以上の歴史のあるお店が軒を連ねています。

4.どこに行けば手に入るの？ファッションスポットを知りたい！

ここに行けば間違いない！オックスフォードストリート（Oxford Street）

Oxford Circus駅を出るとすぐ、そこは先に紹介した、ファストファッションのお店から有名デパート、高級ブランド店まで数々のお店が並んでいます。約２キロメートルの通りには１日ではとても見て回ることのできないお店の数々！また、この通りに交わるように、リージェントストリート（Regent Street）、ボンドストリート（Bond Street）、トッテナムコートロード（Tottenham Court Road）など、同様に賑やかなショッピング街が広がっています。そして、たくさんの若者たちが集まる場所でもあるので、近くのカフェで休みながら、街行く人のファッションチェックにも最適です！観光地からも近いので、短期で訪れる方もアクセスしやすい場所です。

定番のお店だと人と被っちゃう…… そんなあなたにマーケット

ロンドンにはたくさんのマーケットがあります。個人で出店している商品もたくさんあるので個性派の方にぜひおすすめします！

・Apple Market（アップルマーケット）

ロンドンでも屈指コベントガーデンエリアにある人気のマーケット。観光客もたくさん訪れるスポットです。ハンドメイド品が多く並び、素朴さ、そして同じものはない希少性を求めているあなたにおすすめなマーケットです。

・Portobello Market　（ポートベローマーケット）

高級住宅街の一角にあるこちらのマーケットはあの有名なイギリス映画「ノッティングヒルの恋人」の舞台です！骨董品もたくさん扱うお店があるので、もしかしたらお宝を発掘できるかも！？お昼ちかくになるととても混雑するので、朝一番に行くことをお勧めします。骨董品が並ぶマーケットを進んだ先には古着や雑貨のお店も並んでいます。見て回るだけでもきっと異国情緒あふれる雰囲気を味わえるおすすめスポットです。

・Camden Marketカムデンマーケット（Lock Marketロックマーケット・Stables Marketステイブルズマーケット）

ロンドン中心街から少し北にあるカムデンには大きなマーケットが２つあり、どちらも若者に人気のエリアになっています。カムデンロックマーケットのロックとは、rock ではなく、lock、水門のことを表します。テムズ川を利用して隣のカムデン運河へ商業品を運んでいたことが由来とされています。ステイブルマーケットは、古着から個性的な洋服のお店が並ぶマーケットで、外観も奇抜なモニュメントがかざられていたり、ステイブルマーケット隣接するロックマーケットには多国籍なフードマーケットが広がっていているので、一日中ショッピングが楽しめます。

ビンテージ好きならShoreditch(ショーディッチ)へ！

近年、さまざまなアーティストが集まり再開発を遂げたエリアです。古着やビンテージ商品を扱うお店が多く、マーケットも充実しています。ヨーロッパならではのアンティークものや、一点物のアクセサリーなどお気に入りが見つかるはずです！

5.まとめ

イギリスには有名高級ブランドからファストファッションまで、たくさんのブランドが世界中から集まり賑わっています大都会だし、みんなブランド品を身に着けているんじゃないかな、なんて心配をする人もいるのではないでしょうか。

でも、ロンドンはとても柔軟性の高い街です。スタイルにとらわれず着たいものを着て、身につけたいものを身につけている人がたくさんいます。白髪のおばあさんもドット柄の背中の空いたワンピースを着るし、体の大きなお姉さんもピンヒールとへそ出しコーデで自分らしいオシャレを楽しんでいます。そしてなにより、その姿を街のみんなが受け入れているのです。日本で窮屈に感じている人もイギリスでは自分らしくオシャレを楽しめるはずです。

日本からお気に入りのお洋服を持ってきて留学を楽しむのも素敵ですが、イギリス留学を考えているなら、イギリスならではのファッションであなたらしいオシャレを見つけてみてはどうですか？