ナショナルインシュランスナンバー取得方法
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イギリスで働くには、ナショナルインシュランスナンバーを取得する必要があります。
このナショナルインシュランスナンバーというのは、国民保険番号のことであり、給付金を請求したり学生ローンを申し込む時などに必要になります。
ここでは取得までの流れをご紹介します!(2019年8月の情報)
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イギリスで働く
勤め先が決まるとナショナルインシュランスナンバー(以下NⅠナンバー)の有無を聞かれます。仕事を見つける前にNⅠナンバーが必要なわけではありません。英国で働くことができることを証明できれば、取得前に仕事を始めることはできます。
これから取得すると伝えれば、会社によっては申請依頼書類を作成してくれるかもしれませんね。
①電話で面接の予約をする
下記の番号に電話をします。※国民保険番号申請ライン 電話番号 :0800 141 2075 テキスト番号:0800 141 2438 受付時間 :月曜日から金曜日 午前8時から午後6時 |
とても混み合うため、朝早い時間、特に開始する8時頃電話することをおすすめします。
2、30分待つことも想定し、時間に余裕を持って電話してください。
そして、質問されたことにすぐ答えられるように、聞かれるであろうことをメモし準備しておきましょう。
繋がるとすぐに自動音声が流れます。
「既にNIナンバーを申請していますか?」
Yesなら1⃣、Noなら2⃣をプッシュします。
「申請しますか?」
Yesの1⃣をプッシュします。
「混み合っているのでこのまま待つか、かけ直してください」
というメッセージが保留音とともに繰り返し流れます。
オペレーターに繋がり、申請をお願いしたいと伝えるといくつか質問をされます。
「イギリスに住んでいますか?」
「なぜNIナンバーが必要なのですか?」
「以前取得したことはありますか?」
「国籍は?」
「名前は?
(ミドルネームはありますか?スペルは?)」
「誕生日は?」
「イギリス入国日はいつですか?」
「ビザの種類は?」
「BRPカードは持っていますか?」
「住所は?」
「電話番号は?」
働くために必要であること、個人情報を伝えます。
質疑応答が終わると9桁の申請番号を言われるのでメモしてください。
オペレーターが面接日時場所を調べるのを少し待ったのち、この面接日時で大丈夫か聞かれます。
予約後にも日時の変更は可能ですが、予約の取り直しになり更に1か月かかってしまうこともあるので事前に予定を把握しておくとよいです。
「申請番号、面接日時場所などが記載された書類を送ります。」
と伝えられ、電話での面接予約は終了です。
②手紙を受け取る


労働年金省(DWP)から送られてくる書類には、面接日時場所、持ち物などが記載されています。
持ち物に身元を証明する文書とありますが、パスポート、運転免許証、永住カードなどがあげられます。
手紙は数日で届くと言われますが、2週間以上かかったり届かないこともあるようです。
届かなかった時のために、申請番号はきちんと控えておいてください。
面接会場に着いた際、または再度電話する際にも必要になります。
手紙を受け取る前に住所を変更した場合は、国民保険番号申請ラインに連絡してください。
③面接会場へ
指定されたジョブセンターへ行きます。ジョブセンターはロンドンに何か所かありますので、場所は事前によく確認し、時間に余裕を持って向かいましょう。
特にロンドンの交通機関は遅延や休止することが多々ありますので、お気を付けください。
持ち物の確認も忘れずに!
※インタビューに必要なもの ● 面接の通知レター ● パスポート ● BRPカード |
面接会場に着いたら、面接の通知レターを見せるか、所定の紙に申請番号を記入し提出します。
呼ばれたら面接の開始です。
名前や誕生日の確認をされ、既に仕事を持っているかなど聞かれます。
現住所の他にも以前住んでいた住所(イギリス国内)も聞かれますので、ある場合は答えられるようにしておいてください。
この質問事項を面接官が記入していき、質問が終わったら内容をご自身で確認し、指定の場所に自分のサインをします。
パスポート、BRPカードを渡し、コピーを取られるのを待ちます。
NIナンバーを取得するのにかかる時間を通知されますので、確認し面接は終了になります。
④NIナンバー取得!
再度手紙が送られてきます。そこにNIナンバーが記載されています。
なくさないよう、他の人に見られない場所に大切に保管してください。
まとめ
以上がNIナンバー取得の流れになります。電話をしてから1週間で面接、その後すぐにNIナンバーを取得することが出来たという人もいれば、
面接まで2カ月、届くのにも1か月かかったという人もいるようです。
時期にもよりますが、なかなか時間がかかりそうです。
電話や面接には緊張するかもしれませんが、事前にきちんと準備をしておけば問題ないかと思いますので、この記事を参考に申請をしてみてください。
取得方法は変わることもありますので、こちらも合わせてご確認をお願いします。